日本製鉄子会社の日鉄ケミカル&マテリアルは、コールケミカル事業部 鹿島製造所を2024年度末をめどに休止することを発表しました。
日本製鉄は2021年3月5日公表の中長期経営計画において、東日本製鉄所鹿島地区の第3高炉、第2ABCDコークス炉、第3焼結機、第1製鋼工場を休止する予定ですが、同社のコールケミカル事業は、日本製鉄から供給されるコールタールを原料として、電気炉用電極向けニードルコークスなどを製造しているものの、日本製鉄の設備休止および、今後想定されるコールタールの減少に伴い、同社の保有するコールタール蒸留能力が過剰になることから、同社のコールケミカル事業部鹿島製造所を休止することに至ったということです。
なお、同製造所で製造していた製品については、製造中止や、同社の九州製造所へ製造移管をしていきます。
https://www.nscm.nipponsteel.com/news/pdf/230616.pdf