広島県で事業所給食などを事業展開するホーユーは、2023年9月1日に一部の事業を停止し、自己破産の申請を検討していることが明らかになりました。
同社は1994年7月に設立され、中四国地方を中心に、北海道から九州まで、学校や官公庁などへ食事提供を行っていましたが、同業者との競合による受注価格の低下に加え、コロナ禍で受託先の食堂運営が休止になったほか、テレワークやオンライン授業の導入で食堂売上が減少していました。
このような環境の中、食材費や人件費の高止まりが収益を圧迫し、同社が受託している150の施設のうちの半数近くの学校関係などで食事提供ができない状況に陥っています。
なお、同社は従業員とともに、別の会社に引き継ぐ協議を進めており、同社については近く、破産手続きを申請するということです。