軸受用鋼球などを製造するツバキ・ナカシマは、2023年2月20日、継続企業の前提に関する事項の注記を記載しました。
2022年12月決算において、アメリカ事業の固定資産やリニアビジネスでの多額ののれん等の減損損失を計上したことにより連結営業損失となり、一部の借入金に付されている財務制限条項に抵触していることから、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象や状況が存在しているということです。
同社グループはこのような状況を解消すべく、コスト(原材料・エネルギー他)インフレの販価への転嫁徹底・収益性の悪い製品からの撤退を含めた総見直し、並びに採算性が不十分なプレシジョン・コンポーネントビジネスの米州地域やリニアビジネスに経営リソースを集中し、ものづくりを軸にビジネス全般を整理・改革し、稼ぐ力の回復を実現していくということです。